公益財団法人 京都高度技術研究所(ASTEM)

「講師ひとり一人が各受講者に伴走したため、満足度の高い講座に」

公益財団法人-京都高度技術研究所(ASTEM

京都市が主催する「デジタル化・DX実践講座」は、中小企業等の持続可能な経営に向けた生産性の向上やビジネスの拡大を目指し、デジタル技術の活用と新たなビジネスモデルの創出を推進するための講座です。
本講座では、参加企業が社内のデジタル化・DXの推進に必要な考え方を学び、社内体制の構築を目指します。
最終的に自社の「DXプラン」を策定することを目的としたワークショップ形式の講座です。

令和6年度 京都市「デジタル化・DX実践講座」

今回は、この講座を支援する公益財団法人 京都高度技術研究所にお話を伺いました。

これまでは、大学院の先生方に講師をお願いし、DXを推進するにあたって必要となるデザイン思考や戦略思考、マーケティング戦略などの知識をインプット中心で研修を行っていました。
しかし、受講者の知識差や会社での立場がバラバラだったため、レベルに合ったフォローができず、満足度が低い結果となっていました。また、受講者が主体的に参加する機会が少なく、学んだ知識を自社に活かす具体的な方法が分からないという課題もありました。

そんな中、フルネスさんから、ターゲットと目標を明確にした特徴あるご提案をいただき、打ち合わせを重ねた結果、依頼することに決定しました。
採用の決め手となったのは、以下のような講座の特徴でした。

採用の決め手になったフルネスの講座特徴

・インプット中心ではなくグループワークを主体としたワークショップ
  講座期間中に、受講者自らが自社のDXを、社内を巻き込んで検討する内容

・DX導入に向けたロードマップを提示
  受講者が現在のステップや、今後の行動を常に意識できるプログラム

・専門性の異なる講師複数名による個別フォロー
  受講者のレベル差をカバーし、個別に対応する体制

講座前は、グループワーク中心でレベル感の異なる受講者の満足度が本当に上がるのか、主体性のない受講者が講座についていけるのか不安がありました。
しかし、グループごとに講師がファシリテーターとして配置され、各受講者の状況を共有しながらアドバイスを行ったため、受講者全員が参考になり、満足度が非常に高かったです。
ただ、講義中にDX導入事例として用意された案件紹介が少し不十分で、成功のポイントや失敗のリスクについて考える機会がもっとあれば良かったと思います。

特に印象的だったのは、PCに不慣れな受講者が最終的に自社のDXプランをしっかり発表した場面です。
最後まで一人の脱落者も出さずに講座が終了できたことも良かったです。講師一人一人が各受講者に伴走したため、全体的に満足度の高い講座になりました。

各受講者の進捗に差はあるものの、研修内で作成した「DXプラン」をベースに、自社のデジタル化・DX導入に向けた取り組みを進めています。
研修で学んだ知識を活かし、業務を遂行していると感じています。

中小企業の経営層はもちろんですが、社内情報化を推進する責任者レベル、または責任者と一緒に社内の情報化を進めている担当者にオススメします。

自社でデジタル化・DX導入を推進したいが、進め方がわからない、現在の取り組みが正しいのか不安がある地域中小企業の皆さまに、本講座を受講していただき、自社の将来を見据えたデジタル化・DX導入の方針を策定して欲しいと思います。

令和5年度 京都市「デジタル化・DX実践講座」参加企業インタビュー動画

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